がま口に使うボンドの話

がま口に使うボンドの話

かんたん利休バッグ

がま口は金属。そこへ布や革で作成した袋を入れるわけなので、使用するボンドは【金属用】がよろしいかと思います。

上の写真に写っている右と真ん中が金属に対応しているボンドです。成分的な話が一番確実に「コレ使って!」という話になるとは思いますが、しません。スペシャリストじゃなくて、ごめんなさい。ボンドに「金属用」と記載してあるのを使ってくださいね。

真ん中の【速乾アクリアステック】は、ノズルが細くて口金にダイレクトに入れやすくオススメです。教室でも使用していただいています。

教室ではボンドの使用頻度が高いので、大きいサイズの【速乾アクリア】を購入して100均のシリンジを使い、充填して使っています。シリンジの先は切り、ボンドが出る幅を広くし、空気を逃がしつつ充填しています。

【速乾アクリア】と頭に【速乾】が付いていますが、金属相手だと「みるみるうちにボンドが固まる~」ということがありません。ただ、袋に入れる作業でもたもたしたり、空気が乾燥している冬など、ボンドが固まる(乾燥する)のが早いので手早い作業は心がけたいです。絶対、紙ひもにボンドを浸みさせたいので、乾燥しやすい時期は少しボンドを多く使っています。

ちなみに紙作業(カードを作ったりしています)で、この【速乾アクリアステック】が超いい仕事をしてくれます。紙だとすっぐ乾くので、次、次と作業が早く済みます。あと、先が細いので細かいパーツにボンドをつけるのが超楽!粘度も程よいです。

一度にたくさんがま口を仕立てる際、ボンドのキャップをその都度開け閉めしていると手数が増えるので、私はガラス製の細いシリンダーにキャップを外した状態で入れています。ボンドを使わない日も、そのままです。写真にありますが、底にボンドがついて固まり、それがいい感じに蓋の役割をしてくれて重宝しています。ボンドが出ない時は、まち針でつっついたり、ノズルを外して掃除をしてます。

シリンジの先

ボンドを蓋せず立たせてます

底のボンドが蓋の役割をしてくれてます

上の写真の一番左は、チューブ状のものに入った木工用ボンドです。ほつれ止めの際に使用しています。こちらもノズルが細いので、とても便利です!